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まんぞくのブログ

【確実】2022夏殿堂予想【俺がデュエチューブ】

 今年も夏の殿堂発表が近づいてきましたね。例年通りで行けば6/21〜6/22頃に新パックの開封と一緒に生放送で発表、もしくは6/12の全国大会生配信で発表かと思います。全国大会にはトスが上手いプロのバレーボール選手が出るそうなので期待大です。※当記事に特定個人を揶揄、誹謗中傷する意図はありません。

 

 というわけでこの時期恒例の殿堂予想をしていきます。かなりガチ予想です。それでは行きましょう。

 

 

 

・プレミアム殿堂

 

 

 

《邪斧帝ボアロアックス》

 《最終龍覇ロージア》や《ドラゴンズ・サイン》から踏み倒される《最終龍覇グレンモルト》によってこのカードを装備することで《切札勝太&カツキング〜熱血の物語〜》を呼び出したり《インフェル星樹》を呼び出し禁断解放でカウンターする受けとしての利用が可能な点。また、自ターンに《インフェル星樹》を呼び出し爆発的なアドバンテージを稼いだり自ターンに《カツキング》を呼び出すことで手札補充+2面除去をする攻めの利用が可能な点。

 おかしいのは《カツキング》と《インフェル星樹》ですが、ボアロが消えればまだマシなんじゃないかと思います。

 あとプレミアム殿堂になってくれると僕がゲートボール用に買いやすくなるので助かります。

 

 

《爆熱剣バトライ刃》

 《龍覇ラブエース》や《最終ロージア》出してとりあえず付けて終了時閣にしてエンドの"お手軽熊本城建築プラン"があまりにも理不尽な点、《爆龍覇ヒビキ》からとりあえずお祈りでめくりにいける点。

 ドラグハートつけてドラゴン踏み倒すだけなら《爆銀王剣バトガイ刃斗》があるのも候補に挙げた理由です。僕はどっちも使われるとイライラするので嫌いです。

 赤単の溜めるプランがあるから《カンゴク入道》殿堂が言われるなら適当に鼻ほじりながら閣出して溜めるプランの方がやばいと思います。

 

 

《ダンディ・ナスオ》

 《生命と大地と轟破の決断》がそろそろプレミアム殿堂に行くんじゃないか、と考えていましたが「よくよく考えたらネイチャー自体は1枚ならギリ許されるし、それを使い回したり手軽に山札とマナゾーンに触れるナスオの方がおかしくね?」と気づいたので選定しました。多分公式もこれぐらいのノリで決めてます。

 退化やマッドデッドウッド、その他《ネイチャー》が絡む山に採用されてコンボパーツとして強すぎる点。リメイクカードが多くプレミアム殿堂になってもエモい(笑)ので納得がいく点が強いです。

 

 

《最終龍覇グレンモルト

 バカが使っても雑に強いからさっさとこのカード殺してくれなんで墓地回収バトル山上踏み倒しマナから自然5以下踏み倒しとか何でもかんでもできて耐性持っててドラサイから出てくんねん気持ち悪いさっさ死ねやボケこれ入りの5C使ってるやつ全員ガイジみたいなのしかおらんしドラグハートつけるのに一生時間かかるしゴミみたいなプレイされてもこれ出たら負けるしユニバーサルデザインバリアフリーの極みだろさっさ死ねやバカがクロニクルデッキエモいエモい開発主任Kすごいすごい早く死ねバカほんまにこのカード作ったやつさっさとクビになれや。

 本当に気持ち悪いのでプレミアム殿堂です。これ入りの5C使ってるやつ全員早く死ねバーーーーーーーーーーーーーーーーーカ

 ジョー星が許されなくて色参照するこっちが許されてるのもよくわからない。ジョー星返せや。

 

 

 

・殿堂入り

 

 

 

《天命龍装ホーリーエンド/ナウ・オア・ネバー》

 一生言われ続けてますが、5マナでコスト7以下のクリーチャーのcip使えるのは狂ってるし《龍風混成ザーディクリカ》とセットになった時の挙動が明らかにおかしいので。上がドラゴンなのも各種サポートがあるのでよくない。

 あとこれ踏み散らかして負けた思い出がたくさんあってムカつくからさっさと殿堂にしてください。プレミアム殿堂でもいいと思ってます。これ入ってるデッキにろくなデッキない。これは本当。

 

《超次元バイス・ホール》

 デュエプレで超次元懐かし〜ってなってるのでその枠で帰ってくるんじゃないかと思ってます。1枚だけなら返してもバレないし盛り上がるんじゃないでしょうか。

 1コスト自然文明のフレーバーテキストでボルシャックがお喋りしてる謎のカードでクソ雑魚《マインド・リセット》になって終わる未来が見えますね。

 

 

《最終龍覇ロージア》

 ユニバーサルデザインと大体一緒なので割愛。《時の法皇ミラダンテXII》になるのがおかしいですね。ちなみに僕はヘブンズロージアが大好きだしロージアレッドゥルチェンジダンテで生を実感していました。

 でもこいつは許せない。

 

 

《進化設計図》

 デッキによってはアドバンテージの稼ぎ方が尋常じゃない点。《次元の霊峰》が殿堂にいるしこのカードが殿堂にいても見栄え的には問題なさそう。

 《禁断英雄モモキングダムX》と悩みましたが向こうは冬までは見逃す読みでこっち。禁断の力受け継いだのに殿堂じゃないのはエモくないと思うんだけど開発主任Kはどう思ってるのかな。あとニクジールで退化できるって嘘ばらまいたしゃばジエンドさん。気持ち悪いので早く開発降りてください。

 

 

・殿堂解除

 

 

鎧亜の咆哮キリュー・ジルヴェス》

 かわいい。

 

 

 

 

 

 

 飽きたので選ばなかったカードについてざっくり書きます。

 

 

 

 

 

《カンゴク入道》

 今殿堂にいくかと言われるとそうでもない。冬まで様子見してまずそうだったら検討枠。

《我我我ガイアール・ブランド》

 去年出たばかりで再録も決まってるのに規制するかと言われると怪しい。ミッツァイルの前例はあるので判断基準としては怪しいかもしれない。

《"罰怒"ブランド》

 ゆるして。

《ドラゴンズ・サイン》

 メルカリで「ドラゴンズサイン」で検索するとドラゴンズのサインボールが出てくるのがウザいから殿堂でもいいよ。

《龍風混成ザーディクリカ》

 こいつも殿堂でいいけど順当に考えるとなさそう。でもやってることは殿堂レベルだと思う。

《死神術師デスマーチ

 名前があるある探検隊だから許される。

《竜魔神王バルカディア・NEX》

 この何言ってるかわからないデッキの並べ方ぐちゃぐちゃおじさんが苦しんで欲しいから絶対に残せ。

 

 

 

 

 

 ガチで飽きたので気が向いたら追加します。ばぁいばぁ〜〜〜〜〜〜い

 

 

最後に

 

 デュエチューブはカラフルゴミカスボケ忍者をプロモに選んだ奴に理由を発表して公開自殺させろ。

 

嘘サムネ

【環境激震】ギガボルバの使い方【世界崩壊】

 最近話題のこちらのカードを皆さんご存知でしょうか。



 クリーチャーや呪文だけではなく「光のカードの」との記載なのでタマシードのトリガーも止めることができることで再評価された《ギガボルバ》です。

 

 昔特有の曖昧なテキストにより最新のカードを止めることができるのは長年続くカードゲームならではの魅力と言えますね。

 

 しかし闇の4マナ。入るデッキも選ぶ上に出すタイミングも選びます。いくら強力とはいえなかなか採用は難しい……そう思う方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 

 しかし今回私はあることに気づきました。

 

 「昔特有の曖昧なテキスト」この言葉を思い出しながら《ギガボルバ》のテキストをもう一度読んでみてください。

 

 このクリーチャーがバトルゾーンにある間、誰も光のカードの「S・トリガー」を使えない。

 

  このクリーチャーが"バトルゾーンにある間"、"誰も"光のカードの「S・トリガー」を使えない。

 

 お気づきになりましたでしょうか。

 

 そう、このクリーチャーがバトルゾーンにありさえすれば誰も光のカードのS・トリガーを使えないのです。

 

 誰がプレイしているか、どこでプレイしているか、そんなことは関係なくこのクリーチャーがバトルゾーンに存在してさえいれば世界中の誰も光のカードのS・トリガーを使うことができません。つまり自宅で《ギガボルバ》をプレイマットの上に置き1人回しの途中でバトルゾーンに存在する状況を作ってさえいればいいのです。

 

 召喚する手間もデッキに枠を割く必要も無いのです。こんなカードが許されていいのでしょうか?デュエルマスターズのゲーム性は崩壊し他人の《ギガボルバ》を奪い処分したり数少なくなった《ギガボルバ》を異常な価格で取引する未来は免れません。

 

 こんなことが起きないよう公式は《ギガボルバ》を今すぐプレミアム殿堂にするべきかと思います。ついでにデッドマンとしゃばと主任Kもクビにするべきです。

 

 この事実に気づいてしまった私は《ギガボルバ》過激派に追われ公式に存在を抹消されることでしょう。しかしどうしても伝えなければならなかった。みなさんは悲しい未来が訪れないよう毎日を大切に生きてください。

 

 

 

 最後に

 

 

 この理論でいくならモーツァルト出した瞬間世界中のドラゴン以外がすべて破壊されるって指摘されました。
 危険なのでモーツァルトをバトルゾーンに出すのはやめましょう。

 

 おわり

第8回肥後CS決勝カバレージ

 今年度から開催され、現在熊本で唯一実施されている60人規模のCSである肥後CSもついに第8回を迎えた。

 

 この日総勢53名の参加者の中から決勝戦へと駒を進めた2名のプレイヤーを紹介しよう。

 

 現在環境トップクラスのデッキである【ガイアッシュ覇道】を手にし決勝戦に君臨するのは"よだきぃハウス"所属、2019年度熊本県1位であり、培ってきた経験で今期も数々の勝利を手にしてきた松尾だ。

 

 それに対するは独自の理論と日々の練習により組み上げた【5Cディスペクター】を手にここまでわずか2敗で駆け上ってきたエルリックだ。彼はなんと今年デュエル・マスターズに復帰したばかりであり今回が初の入賞、そして決勝となる。

 

 2人の選手の間には経験の差こそあれど、このゲームに向ける熱意は変わらない。これから決めるのはこの日の勝者なのだから。

 

 先行後攻を決めるジャンケンの結果、1戦目は松尾が先行を獲得。

 

 「デュエマスタート!」の合図と共に挨拶を交わし、本日最後の戦いの火蓋は切って落とされた。

 

Game1

 

先行:松尾

 

 先行の松尾はターン開始と共に《メヂカラ・コバルト・カイザー/アイド・ワイズ・シャッター》を即座にマナチャージ。対するエルリックだがこちらもドローしてすぐ《ドンドン火噴くナウ》をマナチャージ。ターンが松尾に移る。軽快なテンポでゲームが始まった。

 

 このままテンポよくゲームが進むかと思いきや松尾の手が止まる。少し考え《ボルシャック・スーパーヒーロー/超英雄タイム》をマナチャージするとエルリックにターンを渡す。

 

 カードを引いたエルリックも同様にマナチャージを考える。手札と相談し、計算を始めた後《砕慄接続 グレイトフル・ベン》をマナに置く。こちらもアクションはなくターン終了。長いゲームを予感させる立ち上がりだ。

 

 松尾は《蒼き団長ドギラゴン剣》をマナに埋めるとそのままターン終了。先行を取れたものの、相手より先にマナを加速させることはできなかったようだ。

 

 ファーストアクションを起こしたのはエルリック。《フェアリー・Re:ライフ》をマナチャージすると《天災デドダム》をキャスト。デッキトップの3枚を確認し、それらを一旦各ゾーンに裏向きで置きながら慎重に考える。マナゾーンに《零獄接続王ロマノグリラ0世》墓地に《ヘブンズ・ゲート》を置きターン終了。

 

 4ターン目、松尾は《フェアリー・Re:ライフ》をマナに置くと《ボルシャック・栄光・ルピア》をキャスト。捲れたデッキトップの1枚目は《切札勝太&カツキング-熱血の物語-》。ドラゴンがマナに置かれたためもう1枚マナ加速。これで現在6マナ。1歩出遅れたが、まだまだ勝負はわからない。

 

 これに対しエルリックは《S・S・S》をマナに置き《獅子王の遺跡》を詠唱するとなんと4ターン目にして8マナを貯めることに成功。彼のデッキに眠る大型獣の降臨への土壌をしっかり用意する。ここでエルリックは腕を組む。相手の出方を伺っているのか、さあ来いと待ち構えているのか。

 

 松尾は《「修羅」の頂VAN・ベートーベン》をマナチャージするとエルリックの高速マナブーストに対する返答を提示する。

 

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《メガ・マナロック・ドラゴン》!

 

 思わず吹き出すエルリック。松尾は相手のマナゾーンから5枚のカードを選択し、欲張り野郎にお仕置きを与える。エルリックが次のターン使えるマナは3つのみ。

 

 行動を縛られたエルリックは《黒智縫合レディオブ・ローゼルド》をマナに置くと《フェアリー・Re:ライフ》を詠唱。行動を縛られながらもビッグアクションに向けて1つずつ確実にマナを伸ばしターンを渡す。

 

 カードをドローした松尾は対戦相手に手札の枚数を確認するとマナゾーンも確認。エルリックの手札は3枚。マナは10マナ。

 

 状況を確認し《蒼き守護神ドギラゴン閃》をマナに置くと《闘争類拳嘩目ステゴロ・カイザー》をキャスト。そのまま《天災デドダム》に攻撃を仕掛ける。

 

 攻撃時に《闘争類拳嘩目ステゴロ・カイザー》の効果で《音卿の精霊龍ラフルルラブ/「未来から来る、だからミラクル」》がマナゾーンへ置かれる。マナゾーンから回収したカードは《蒼き団長ドギラゴン剣》。

 

 《メガ・マナロック・ドラゴン》でプレイヤーに攻撃を仕掛けると同時に、先ほどマナゾーンから回収した《蒼き団長ドギラゴン剣》の革命チェンジを宣言。まずは《メガ・マナロック・ドラゴン》で再びマナを5つ縛り、ファイナル革命により呼び出すクリーチャーを考える。

 

 マナゾーンから《切札勝太&カツキング-熱血の物語-》をキャスト。デッキの上から5枚を確認し、《勝利龍装クラッシュ"覇道"》を手札に加えると攻撃中の《蒼き団長ドギラゴン剣》を手札に回収し攻撃を中断。相手のシールドには触らず、確実に後ろに繋いでいく。

 

 ターン終了時、エルリックのため息と共に《流星のガイアッシュ・カイザー》が手札からバトルゾーンに姿を現せる。

 

エルリック「うーん、んーんーんーんー……現状まずい」

 

 それもそのはず。このままではエルリックは毎ターン5マナの使用権を奪われ続ける上に松尾はリソースを《切札勝太&カツキング-熱血の物語-》により伸ばし続けることが可能だ。

 

 頬杖をつき、《S・S・S》をマナチャージすると《ドンドン火噴くナウ》を詠唱。デッキトップから3枚のカードを確認する。

 

エルリック「うわー、うめーなそのステゴロ!バスターにチェンジできるのか」

 

 相手のプレイを讃えながらもやることはやらなければならない。2枚の《ドンドン火噴くナウ》がマナゾーンと墓地に置かれると《切札勝太&カツキング-熱血の物語-》が葬られターン終了。

 

 松尾は《S・S・S》のテキストを確認し、相手の公開領域を確認すると《ボルシャック・スーパーヒーロー/超英雄タイム》をマナチャージ。

 

 さらに考え、《ボルシャック・栄光・ルピア》をキャスト。1枚目に《時の法皇ミラダンテXⅡ》が捲られ、続いて《流星のガイアッシュ・カイザー》がマナゾーンに送られる。

 

 「うめーステゴロ」こと《闘争類拳嘩目ステゴロ・カイザー》を持ち上げそのままプレイヤーに攻撃を仕掛けると同時に《蒼き団長ドギラゴン剣》の革命チェンジを宣言。《闘争類拳嘩目ステゴロ・カイザー》の効果を先に処理するとマナゾーンに置かれたカードは《次元の霊峰》。回収したカードは《「修羅」の頂VAN・ベートーベン》。

 

 少し考えた後《蒼き団長ドギラゴン剣》のファイナル革命で《ボルシャック・栄光・ルピア》をキャスト。1枚目は《闘争類拳嘩目ステゴロ・カイザー/お清めシャラップ》、続いて《ボルシャック・スーパーヒーロー/超英雄タイム》がマナゾーンに送られる。

 

エルリック「どこ行きますか?」

 

松尾「上からで」

 

 ブレイクされた3枚のシールドをエルリックが確認するとその中から《獅子王の遺跡》がトリガー。耕し続けたエルリックのマナにさらにデッキトップから3枚のカードが追加される。《ボルシャック・栄光・ルピア》は攻撃せずターン終了。

 

 欲張りに欲張りを重ね存分に伸びたマナを縛るものはない。積み重ねられた土壌は大型獣の降臨を今か今かと待ち望んでいる。

 

エルリック「手札何枚ですか?」

 

松尾「4枚です」

 

 カードで溢れるマナゾーンを一度並べ整理する。現在15マナ。色も豊富だ。指でプレイマットをなぞり、マナを動かし、考える。

 

エルリック「(手札)3枚っすよね?」

 

松尾「4です」

 

エルリック「もうちょっと考えますね」

 

 右手拳をぐっと握りしめ、左手拳を頭に添え考えていた時ふと気付く。

 

エルリック「いやまだ俺チャージしてないのか!」

 

 決勝という大舞台で間違いのないプレイを取るためにエルリックは何度も何度も考える。手札から《地封龍ギャイア》をマナチャージするとこのターン使用できるマナの数は16まで伸びた。エルリックの猛攻が始まる。

 

 最初に《砕慄接続グレイトフル・ベン》が場に降り立ち、墓地のカードを全てマナに変換すると《砕慄接続グレイトフル・ベン》によりマナゾーンからノーコストで《霊宝ヒャクメ-4》が呼び出される。《霊宝ヒャクメ-4》の効果でデッキトップから《ヘブンズ・ゲート》がマナへ置かれ、相手の手札から《勝利龍装クラッシュ"覇道"》を墓地に送る。

 

 次に、呼び出された《霊宝ヒャクメ-4》をそのままササゲールするとわずか4マナで2体目の《砕慄接続グレイトフル・ベン》が着地。先ほどと同じくマナゾーンから《霊宝ヒャクメ-4》を呼び出すとデッキトップから《天災デドダム》がマナへ。《霊宝ヒャクメ-4》の手札破壊により松尾の手札から墓地に落ちたカードはあの忌々しい《メガ・マナロック・ドラゴン》だ。

 

 《霊宝ヒャクメ-4》を再びササゲールし《流星のガイアッシュ・カイザー》の軽減も含めてたったの3コストで《零獄接続王ロマノグリラ0世》を呼び出すことに成功。残るデッキは1枚なので登場時効果は破棄される。

 

 出番を待ち構えていた大型ディスペクターたちが堰を切ったようにわずか1ターンの間でバトルゾーンに3体も降臨した。エルリックはまだ止まらない。

 

エルリック「何マナありますか?」

 

松尾「11マナです」

 

 それを聞いたエルリックは《零獄接続王ロマノグリラ0世》で《蒼き団長ドギラゴン剣》へ攻撃を宣言。攻撃時の効果で2体目の《零獄接続王ロマノグリラ0世》をキャストするとそのまま呼び出された《零獄接続王ロマノグリラ0世》で《ボルシャック・栄光・ルピア》へ攻撃を宣言する。

 

 攻撃を仕掛けた《零獄接続王ロマノグリラ0世》の効果によりマナから《黒智縫合レディオブ・ローゼルド》墓地から《霊宝ヒャクメ-4》をキャスト。《霊宝ヒャクメ-4》のマナ加速効果により山札の最後のカードがマナに置かれ、本来であればゲームの敗北であるが同時に呼び出された《黒智縫合レディオブ・ローゼルド》がそれを阻止する。

 

 《霊宝ヒャクメ-4》が《闘争類拳嘩目ステゴロ・カイザー》を松尾の手札から墓地に落とし、《黒智縫合レディオブ・ローゼルド》で《ボルシャック・栄光・ルピア》に攻撃。これで松尾の盤面にクリーチャーは存在しなくなった。

 

 盤面を整理しよう。松尾のバトルゾーンにクリーチャーは存在しない。エルリックのバトルゾーンには《砕慄接続グレイトフル・ベン》と《零獄接続王ロマノグリラ0世》が2体、《黒智縫合レディオブ・ローゼルド》と《霊宝ヒャクメ-4》が1体。1ターンの間に大型ディスペクターが5体も降臨し、バトルゾーンを蹂躙した上で松尾の前に立ち塞がる。

 

 しかし、大型クリーチャーには大型クリーチャーだと言わんばかりに松尾の手札から《「修羅」の頂VAN・ベートーベン》が登場する。

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エルリック「全部バウンスですか」

 

松尾「全部バウンスです」

 

エルリック「1回見ます」

 

 声に出してテキストを読み上げる。EXライフを持つディスペクターたちは第1の命を削られるのみでターンエンド。

 

エルリック「ドラゴン以外が出ないでしたっけ」

 

松尾「ドラゴンとコマンドです」

 

エルリック「手札が1枚」

 

松尾「1枚です」

 

 反逆の芽を少しでも刈り取るために手札から《霊宝ヒャクメ-4》をキャストすると松尾の最後の手札から《流星のガイアッシュ・カイザー》が墓地へ送られる。

 

 11マナを支払い3体目の《零獄接続王ロマノグリラ0世》が追加されるとエルリックの「VANアタックいきます!」という掛け声と共に《「修羅」の頂VAN・ベートーベン》へ攻撃を仕掛ける。同時に《零獄接続王ロマノグリラ0世》により《霊宝ヒャクメ-4》をキャスト。《「修羅」の頂VAN・ベートーベン》を討ち取る。

 

 先ほどのターンに召喚された《零獄接続王ロマノグリラ0世》でプレイヤーに攻撃を宣言すると同時にマナの枚数を確認する。

 

エルリック「1、2、3、4、5、6……23マナで!」

 

 相手の行動を抑制するための《地封龍ギャイア》をマナから、手札に戻った《「修羅」の頂VAN・ベートーベン》を墓地に落とすために墓地から《霊宝ヒャクメ-4》を呼び出しシールドをブレイク。

 

 ブレイクされたシールドから《アイド・ワイズ・シャッター》がトリガーし、《砕慄接続 グレイトフル・ベン》《零獄接続王ロマノグリラ0世》の動きを止めるが必要な打点はもうすでに揃っている。

 

 エルリックが《黒智縫合レディオブ・ローゼルド》で最後のシールドをブレイクし、《砕慄接続 グレイトフル・ベン》でダイレクトアタックを宣言すると1戦目の勝者が決まった。

 

松尾  0 - 1  エルリック

 

 

──ジャイアントキリングは、スポーツの試合などで明らかに格上の相手から(大方の予想を覆して)勝利をもぎ取る、いわゆる「大番狂わせ」を意味する表現である。 ジャイアントキリングgiant killing)は英語由来の表現で、「Jack the Giant Killer」と呼ばれる御伽話が直接の語源とされる。

 

 

 1本目は見事大型ディスペクターを従え全てを制圧したエルリックの勝利となった。このままエルリックが勝てば見事優勝し、ジャイアントキリング達成となる。

 

 しかし松尾にもまだこの日の勝者となる可能性は当然残されている。この後仕事を控えているという松尾は現在の時刻を確認しながら、ゲームの準備を始めた。

 

 お互い入念にデッキをカットし、相手に渡す。どうか自分にいいカードを、どうか相手には……、ここで勝たせてほしい……そういった思いがあるかは本人にしかわからないが、1戦目を先取したエルリックは元気よく「お願いします!」と松尾にデッキを渡した。

 

 それでは試合に移ろう。

 

 

Game2

 

先行:松尾

 

 

松尾「お願いします」

 

エルリック「うっす!お願いします!」

 

 大会ルールにより松尾の先行からゲームは始まる。

 

 松尾はすぐに《ボルシャック・スーパーヒーロー/超英雄タイム》をマナチャージするとターンエンド。返すエルリックもドローを済ませると即座に《S・S・S》マナチャージしてターンエンド。1戦目と同様に軽快なテンポで試合が始まる。1戦目と異なることと言えば、2ターン目の松尾があまり悩むことなく《ボルシャック・栄光・ルピア》をマナチャージしてターンを終えたことだろうか。

 

 一方のエルリックは「うーん……」と少し悩みながらも《流星のガイアッシュ・カイザー》をマナチャージしてターンエンド。あまり手札がよくないのだろうか。

 

 松尾はこのターンもテンポ良く《ボルシャック・スーパーヒーロー》をマナチャージすると《ボルシャック・栄光・ルピア》をキャストする。このターンに2ブーストを成功することができればこれからのゲーム展開はだいぶ楽になる。ここで松尾が捲ったデッキトップのカードは

 

 

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 《フェアリー・Re:ライフ》

だった。ここまでスムーズにゲームを進めていた松尾が思わず天を仰ぐ。

 

 一般的に【ガイアッシュ覇道】に搭載されているドラゴンではないカードは《フェアリー・Re:ライフ》が4枚。《生命と大地と轟破の決断》と《次元の霊峰》がそれぞれ1枚の合計6枚。確率にしてデッキの15%ほどの枚数しか入っていない。その15%を引いてしまった松尾はやむを得ずターンを終える。

 

 しかしエルリックもあまり手札がいいとは言えないようで、《闘争類拳嘩目ステゴロ・カイザー/お清めシャラップ》をマナチャージすると少し躊躇いながら《お清めシャラップ》を詠唱。デッキトップから《砕慄接続グレイトフル・ベン》がマナへ置かれターンエンド。

 

 4ターン目、松尾は《勝利龍装クラッシュ"覇道"》をマナチャージするとターン終了の宣言をしようとするが、少しためらった様子。

 

松尾の「終わりで……うん終わりだよ〜」という宣言でエルリックにターンが移る。

 

 これを受けエルリックは《霊宝ヒャクメ-4》をマナチャージすると《獅子王の遺跡》を詠唱。マナ武装を達成し、3枚のマナ加速をするとこのゲームでも4ターン目にマナを8マナまで伸ばすことに成功する。

 

 松尾は《獅子王の遺跡》に対し「うわー、つよ」と思わずこぼしターンを開始すると《勝利龍装クラッシュ"覇道"》をマナチャージする。6コストを支払い松尾の手札から繰り出されたカードは……

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 ふたたび《メガ・マナロック・ドラゴン》!

 

 1戦目と同じく欲張り野郎にお仕置きを仕掛ける。

 

 宿敵の登場にエルリックは「つーよ!」「終わってる〜なんで俺盾落ちさせれねえの」と嘆きターンを開始するも《零獄接続王ロマノグリラ0世》をマナチャージするのみでターンを終えた。

 

 対する松尾は《流星のガイアッシュ・カイザー》をマナチャージすると《ボルシャック・スーパーヒーロー》をキャスト。《メガ・マナロック・ドラゴン》でプレイヤーに攻撃を宣言し、慎重にカードを選び再びマナを縛りつける。革命チェンジなどはなし。

 

エルリック「上からで?」

 

松尾「上から大丈夫です」

 

 エルリックは「んんんんん、Gストライク」と少し渋い様子で《ボルシャック・栄光・ルピア》の動きを止め、ターンが終わる。

 

 マナはあれど使うことを許されないエルリックは《天災デドダム》をマナチャージすると《メガ・マナロック・ドラゴン》から逃げ切るために2枚目の《獅子王の遺跡》を詠唱しさらにマナを耕す。

 

 「うわー、めっちゃブーストするわ」と言う松尾。「よえー、よえー、よえー」とぼやくエルリック。両者ともに状況は芳しくないように伺える。

 

 松尾は《「修羅」の頂VAN・ベートーベン》をマナチャージすると《フェアリー・Re:ライフ》を詠唱し、《メガ・マナロック・ドラゴン》でプレイヤーへ攻撃を仕掛ける。

 

松尾「いや色つえー……」

 

 2回の《獅子王の遺跡》により耕されたマナは数だけでなく色も豊富なようで、縛りつけるマナの選択に苦しむ松尾。5枚のカードを選び2枚のシールドをブレイクすると、エルリックはその2枚のカードを表向きにしながらこう告げた。

 

エルリック「"一応"宣言で!」

 

 「一応」そう付け加えながら発動を宣言した2枚のシールド・トリガーをご覧いただこう。

 

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《ドンドン火噴くナウ》と《ヘブンズ・ゲート》!

 

 エルリックはまず《ドンドン火噴くナウ》から処理を開始するとマナに《闘争類拳嘩目ステゴロ・カイザー/お清めシャラップ》墓地に《ヘブンズ・ゲート》を置き、《ボルシャック・スーパーヒーロー》を破壊。

 

 そして「一応」宣言した《ヘブンズ・ゲート》の処理に移る。閉ざされた門を開くことに成功したエルリックの手札から舞い降りたクリーチャーは

 

 

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《砕慄接続グレイトフル・ベン》!

 

 松尾は思わず「そこからきたやん!」と苦笑いしながらターンを終え、エルリックのターンが始まる。

 

エルリック「ちょっと考えます!」

 

松尾「何もないです。全てを失ってます」

 

エルリック「手札なしで?」

 

松尾「なしです」

 

エルリック「マナが……」

 

松尾「9マナですね」

 

 エルリックはしっかりと腕を組み考える。思わぬ《砕慄接続グレイトフル・ベン》の登場によりゲームはエルリックに傾きつつある。

 

 エルリックは「絶対こっから上手くやれ。大丈夫大丈夫」と自分に言い聞かせると「ちょっと長考します」と相手に告げる。

 

 「適当に殴ったら勝てますよ」という松尾に対しエルリックは「多分そんなことはない、完封できるはず」と勝利を確実なものにしようとする。そこであることに気づく。

 

エルリック「あー!そっちもあるのか」

 

 《メガ・マナロック・ドラゴン》により縛られている5枚のマナを少し離した場所に置いていたことに気づいたのだ。選択肢がさらに増えた。

 

松尾「(笑いながら)クソマナある」

 

エルリック「20マナっすねー」

 

 文字通り溢れるようなマナを整理し、自分が出せる最高の答えを探す。

 

エルリック「それでいいんじゃね?それでいいんじゃねえか。SAも封じとけばいけるでしょ」

 

 しっかりとマナを整理し、目に見える全ての情報を頭に入れ、溢れ出る思考が声として発現するほど考えると毅然とした態度で「お待たせしました」と告げた。彼の答え合わせが始まる。

 

 まずエルリックは手札から《霊宝ヒャクメ-4》をキャスト。そのまま《霊宝ヒャクメ-4》をササゲールし《砕慄接続グレイトフル・ベン》の効果によりマナから《零獄接続王ロマノグリラ0世》を召喚。少し考え、《零獄接続王ロマノグリラ0世》の登場時効果を使用することを選択。デッキトップから墓地に《零獄接続王ロマノグリラ0世》が置かれる。

 

 《零獄接続王ロマノグリラ0世》で《メガ・マナロック・ドラゴン》へ攻撃を宣言し「22マナっすね」とマナゾーンの枚数をお互いに確認すると攻撃時の効果で墓地から《零獄接続王ロマノグリラ0世》が、マナから《地封龍ギャイア》がバトルゾーンに降臨する。

 

 もうエルリックは止まらない!2体目の《零獄接続王ロマノグリラ0世》で《ボルシャック・栄光・ルピア》に攻撃時さらに《砕慄接続グレイトフル・ベン》を追加。これでバトルゾーンにタップ状態の《零獄接続王ロマノグリラ0世》が2体、《砕慄接続グレイトフル・ベン》が2体、《地封龍ギャイア》が1体。強固すぎる盤面を作り、エルリックはターンを終える。

 

 これを受けた松尾はドローしたカードをそのままマナに置きターンを返す。

 

 エルリックはダメ押しと言わんばかりに手札から2体目の《地封龍ギャイア》を追加し、さらに2体の《砕慄接続グレイトフル・ベン》効果によりマナから《闘争類拳嘩目ステゴロ・カイザー》を2体キャストするとおそらくこの日最後であろうアタックステップに移行する。

 

エルリック「アタックいきます」

 

 まず《地封龍ギャイア》によりシールドを4枚ブレイク。ここで《アイド・ワイズ・シャッター》がトリガーし《零獄接続王ロマノグリラ0世》を2体タップするが焼石に水とはこのことだろう。

 

 1体目の《砕慄接続グレイトフル・ベン》 が松尾の身を守る最後のシールドをブレイクする。何も宣言がないことを確認すると《砕慄接続グレイトフル・ベン》が運命の鐘を鳴らした。

 

松尾 0 - 2 エルリック

 

WINEER:エルリック

 

 

 

 

 経験と挑戦。そして熱意。両者ともにできることをした結果この日の勝者が決まった。

 もしこれを読んだあなたが次の熱い戦いの目撃者になりたいと思ったなら、いや、見るだけではなく当事者になりたいと思ったのなら是非まずは近くのCSに参加してみてほしい。次に決勝の舞台に立つのはあなたなのかもしれないのだから。

 

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鹿児島CS決勝戦カバレージ

 長かった戦いも遂に決勝を残すのみとなった。

 

 決勝に駒を進めたのは『赤単ブランド』を使い駆け抜けてきたhayate『アナカラーデッドダムド』を使い対面をコントロールしてきたゲルネウスキッズだ。

 

 一見すると『赤単ブランド』側に分があるマッチングだが、デュエル・マスターズには何があるかわからない。予選では《大地門ライフ・ゲート》をトリガーさせ《禁断機関VV-8》を4ターン目に起動することで『赤単ブランド』に勝利したとゲルネウスキッズは筆者に語る。

 

 ジャッジとギャラリーが見守る中戦いは静かに始まった。

 

 

先行:ゲルネウスキッズ

 

 大会ルールにより、予選順位の高かったゲルネウスキッズの先行でゲームは始まる。

 

 回ってしまえば3ターン目に決着をつけてしまう『赤単ブランド』相手に先行を取れたことは、受けのパッケージの少ない『アナカラーデッドダムド』にとって大きなアドバンテージだ。

 

 泣いても笑っても1本勝負。己の命運をかけた手札を確認する前にゲルネウスキッズは祈りを声に出す。

 

ゲルネウスキッズ「お願い!」

 

 と、同時にこぼれるため息。苦笑いのような苦悶の表情。望んでいた手札ではないようだ。それでも考える。3ターン後には勝負が決しているのかもしれないのだから。

 

 ゲルネウスキッズの手が止まる。しばし考えた結果、意を決して《轟く革命レッドギラゾーン》をチャージ。hayateにターンが移る。

 

 対するhayateも後攻のドローを含めても手札が万全とは言えないようで、首を捻り考える。

 

 hayateが操る『赤単ブランド』は、「速攻で殴って勝つ」という単純明快なそのコンセプトから初心者をはじめ手練れのプレイヤーまで広く愛用されるデッキだ。

 

 だが、ただ引いたカードを出せばいい、相手に攻撃を仕掛ければいいとも言えない。早期に決着がつくデッキがゆえに、1ターン目の行動でもゲームが左右されてしまう。

 

 悩んだ末《カンゴク入道》をチャージ。1コストのクリーチャーは場に送り出されることはなく、ターンが終わる。

 

 両者静かに、しかし確実にエンジンを温めながらゲームは始まった。

 

 2ターン目からの攻撃はないとはいえ『アナカラーデッドダムド』がこのターンできることは基本的にマナ加速か手札破壊しかない。

 

 ゲルネウスキッズは《絶望と反魂と滅殺の決断》をチャージし《悪魔妖精ベラドンナ》をプレイ。マナ加速を選択、マナゾーンに《フェアリー・Re:ライフ》が置かれる。

 

 ドローしたカードを確認し《グレイト-S駆》をチャージしたhayateは《カンゴク入道》を場に送り込み、ターン終了時にシールドを1枚手札に加える。

 

 ゲルネウスキッズはドローしたカードを確認すると盤面を確認し、計算を始める。

 

ゲルネウスキッズ「手札何枚ですか?」

 

hayate「5枚です」

 

 その返答に対してマナチャージを済ませると手札から《虹速ザ・ヴェルデ》を召喚し《カンゴク入道》を攻撃。侵略、革命チェンジなどの宣言はなく、鬼タイム未達成のためそのまま《カンゴク入道》は破壊される。3ターンキルに必要な打点を減らされ、ターンがhayatoに移る。


 ドローするとhayateも相手の手札の枚数を確認。2枚。「うーん……」と呟き考える。 

 hayateの手札は6枚。マナは2マナ。シールドは4枚。盤面にクリーチャーはなし。ゲルネウスキッズの手札は2枚。マナは4マナ。シールドは5枚。盤面には《虹速ザ・ヴェルデ》が1体。

 

 最速3ターン目キルを誇る『赤単ブランド』であるが、このターンに勝利することはほぼ不可能だ。

 

 もう足止めは必要ないと考えたのか《月砂フロッガ-1》をマナチャージすると流れるように《凶戦士ブレイズ・クロー》《グレイト-"S駆"》《"罰怒"ブランド》を場に送り出す。

 

 《"罰怒"ブランド》で《虹速ザ・ヴェルデ》に攻撃し、追撃を考える。このターン攻撃することで次のターンの必要打点は減るが、相手に対処する手札を与えてしまう。

 

 少し考えた後、このターンは一度立ち止まろうと決めターンを終えようとするhayate。しかし《凶戦士ブレイズ・クロー》はそれを許さなかった。

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──勝利の秘訣は速さ!速さ!

 

 持ち主の意思とは関係なく《凶戦士ブレイズ・クロー》が走る。シールドをブレイク。宣言はなし。

 

 hayateはここでさらに考える。相手の手札が3枚であることを確認すると《グレイト-"S駆"》を手に持ち、少しの間の後追撃を仕掛ける。宣言はなし。はからずも彼に攻めの選択肢を選ばせた《凶戦士ブレイズ・クロー》が破壊され、ターンが終わる。

 

 このターンでどうにか負け筋を減らさなければ未来はない。この日最後になるかもしれないドロー。ゲルネウスキッズの口からため息が溢れる。《生命と大地と轟破の決断》をマナチャージ。

 

 hayateの手札は2枚。盤面には《グレイト-"S駆"》と《"罰怒"ブランド》が並ぶ。このまま何もなければ《"罰怒"ブランド》のスピードアタッカー付与効果により何かクリーチャーを召喚するだけで必要な打点は揃う状況だ。

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 盤面と墓地を確認し考えた末、命運を託し《絶望と反魂と滅殺の決断》で手札破壊を2回選択。これでhayateの手札はゼロ。相手のトップドローに勝負を託し、ターンを終えた。

 

 それを受けたhayateは、勝利を掴むためデッキトップに手を伸ばす。

 

hayate「お願い!なんでもいい!」

 

ゲルネウスキッズ「マジやめて」

 

 祈りが届いたのはhayateだった。ドローしたカードは……

 

 

 

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《グレイト-"S駆"》!

 

 そのまま迷うことなく召喚し 《グレイト-"S駆"》でシールドをブレイク。確認。何もなし。

 

 《"罰怒"ブランド》でシールドをブレイク。

 

 「お願い!」とゲーム開始時に手札を確認する前に宣言したゲルネウスキッズだったが、ここでは「あるはずもなく……」とこぼしながらシールドを確認する。シールドには何もなし。音速の疾走を阻むものはない。

 

 hayateの祈りに応えた《グレイト"S-駆"》がまっすぐ勝利へ駆け抜けた。

 

WINNER:hayate

 

 

 

 試合が終わり、ゲルネウスキッズの並べたデッキレシピを見たギャラリーがhayateのことをこう言った。

 

 「トリガー2枚じゃこいつは踏まないよ」

ふるえて眠れ

 こんにちは。おはようございます。こんばんは。平日の5日のうち4日は仕事終わりにデュエル・マスターズして土日はどちらか、または両方CSに出てる悲しきバトルモンスターのまんぞくです。なんなら紙を触ってない日の方が少ないです。


 そんな生活のおかげで知り合いも増え、単純にカードに触る時間が増えたので以前よりはそこそこに勝てるようになりました。ありがたいことです。勝負師伝説哲也に出てくる房州さんの台詞を引用するとこういう事ですね。

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 なにか趣味に取り組むことは素晴らしいことですし、日頃の生活の支えや精神病の改善にも繋がります。僕はうつ病予備軍なんですけどね。房州さんも打つのやめたら急に老けたしそういうことです。


 それがゲームにしろスポーツにしろ何か他の趣味にしろ、時間を使って継続することは大事だと思います。ただ、一つ言えることがあります。


 寝ろ。とにかく寝ろ。


 例として僕がデュエル・マスターズをする平日の例をあげます。

 7時頃起床→8時始業→17時頃まで仕事→1920時から公認or非公認大会→22時頃から移動して食事なぜか2時までやってる店に行く帰って睡眠


 馬鹿???????????????????????????????????????


 こんな生活してたらどうなるかは言わずともわかるかと思いますが、睡眠不足によるストレスと疲労仕事で余計に疲れたりミスするストレスと疲労が溜まる趣味に対しても頭が回らなくなりミスするストレスと疲労が溜まる以下

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 最悪です。趣味をするために時間を使っているのに趣味自体がストレスになってしまうと本末転倒ですね。

 だったらどうしろって言うと寝ましょう。とにかく。

 僕は1日はとにかく寝る日を作って帰ったらそのまま朝まで寝たりしてます。寝過ぎも良くないですけど。

 あとは温泉もオススメです。2週間に1回ぐらい行くとほどよく休まってとてもいい。CSの前の日や終わった後は行くようにしています。


 理想は趣味と休養のバランスを取ることですが、オタク各位はなんかいつ寝てるんだろうみたいな人が多すぎるので休む日を作ることから始めたほうがいいと思います。


 ちなみに睡眠不足の人が飲みがちなエナジードリンクも減らしたほうがいいです。カフェイン中毒になる上に飲みすぎると効き目が薄くなるし余計に後で疲れがきます。やめよう、エナジードリンク

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 ダメゼッタイ君も言ってます。

とにかく休むことを大事にしましょう。


 どうしてこんな記事を書いたかと言うと遅刻したからです。おしまい。なのでニートの人は知りません。

A transfer

 久しく文を書いていないことに気づいた。25歳になったばかりの秋だった。

 ここ数ヶ月、元々よくないメンタルに対して追い討ちをかけるかのように色々なことが起きていた。死ぬことも考え、算段を立て、あとは実行するだけとなっていた。

 しかし、周囲の支えだとかやり残したことがあったりだとか、どうせ死ぬならいっそと思う気持ちで持ち堪えることで実行せずにどうにか今生きている。死に損ねているだけとも言える。とにかく生きていることには変わりはない。

 どういう形であれせっかく生きているなら何かしようと思ったが、やる気を起こすのにも何かを続けるのにも根気がいる。


 そこで、以前やっていたブログを再開し継続することで根気に繋げられたらいいのではないだろうか、ついでに色々な再スタートも兼ねて移転もしてしまおう。と思ったのが今回また文を書くきっかけだ。

 内容や質はどうであれ再び筆を執ることにきっと意味があるのだろうし、たとえ意味が無かったとしてもそこに文は残るのだからとりあえずは再開してみることにする。

 携帯で文章を打ち込むことに筆を執るという表現を用いるのはなんだか愉快だなとか考えながら、秋の空を見上げて笑ってみた。どこまでも空は続くように、広がる水色の中にいくつか点々と雲を浮かべながらも晴れていた。

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 と、リハビリ代わりにオチもなく長々と書いてみたけどブログの方向性は前と変わらないと思います。日記を継続できたらいいなあぐらい。

 またよろしくお願いします。